おしらせ【重要】

現在、各種報道のとおり、新型コロナウイルス感染症が蔓延しており、西宮市に於きましても感染が確認されました。また、日々状況が変化し、さらなる感染拡大が懸念されております。

この度、「にしのみや聞法会」の会場である「西宮市勤労会館」より連絡があり、3月末まで閉館するという措置が取られるということになりました。

従いまして、急ではございますが3月4日の「にしのみや聞法会」は中止とさせていただくことになりました。

よろしくお願い申し上げます。

響流会

今回(2月22日)は前回に続き親鸞聖人の正像末和讃のお話がありました。

今回(2月22日)は前回に続き親鸞聖人の正像末和讃のお話がありました。

無明長夜の灯炬なり
智眼くらしとかなしむな
生死大海の船筏なり
罪障おもしとなげかざれ

仏から観れば私たちは無明という苦しく長い夜にいます。そんな私たちを照らして下さる灯炬である阿弥陀仏の本願力があるのだから悲しむな。生死を繰り返す大海に沈んでいる私を渡して下さる船筏のようなものが阿弥陀仏の本願力であるから嘆くなと教えて下さいます。

無明とは聖人が「煩悩の王なり」と仰るように生きている間、私たちの心の底、根にあるという意味から根本無明と言われます。私たちには先を見通す力、智慧がありませんから死んだらどこに行くのかがわかりません。明日のことさえわからない私たちです。死んだらおわりではなく何かに生まれていくのだ、そんな生死を繰り返して止まることがないのだと教えられたのが仏教です。
そんな私たちを生死の苦しみから離れさせて浄土に生まれさせてやりたいと現れて本願を建てられたのが阿弥陀仏という仏です。そしてその願い通りに南無阿弥陀仏となって私たちにはたらいて下さいます。聖人は、南無阿弥陀仏は私を招いて喚び続けて下さる声と教えられ、その南無阿弥陀仏を信じて称える人を助けてみせるのが本願力です。死んでからの救いではなく、今、浄土に生まれることのできる人生に変わります。だから悲しむなと仰るのです。

生死の海は苦海とも言われます。足の届かないところはつかまって一休みするところがないので安心できない。拠り所がない。人生において何もたよりにならないし、健康でも死ななくなるわけではありません。その私に船筏のようになって下さるのが本願力です。乗せてもらったら心配する必要がない。罪障が重くても嘆く必要がない。「さるべき業縁のもよおせば、いかなる振る舞いもなすべし」と言われます。よくニュースで見る子供の虐待もだいたいその親が子供の時に虐待を受けているケースが多いと言われます。私たちはたまたまそのような親に当たらなかっただけです。

この和讃の元になったのは、聖覚法印の唯信鈔のお言葉です。高い岸にいる人が綱を下の人に垂らして下の人を高いところに昇らせようとした時に、下の人が、「綱が切れるのではないか」「(高い岸の人の)力が弱いのではないか」「私は重い」と疑い、綱を取らないといつまでも高い岸には昇れません。本願力を疑い、信じない人は救われません。仏力は無窮なり、限りがない。罪業を重しとせず、散乱法逸の者を捨てられない。だから信心を要とするのです。南無阿弥陀仏は私を浄土に必ず生まれさせて仏にしてみせるとの喚び声であり、その通り聞くのが信心です。

以上

 

3月「にしのみや聞法会」のご案内

3月「にしのみや聞法会」のご案内

響流会主催「にしのみや聞法会」を毎月1度開催しております。

つきましては下記の開催となっております。お忙しい中だとは思いますが、どうぞご聴聞してください。

 

日時:3月 4日(水)

時間:午後 15時~午後 16時半 (途中休憩)

場所:西宮市勤労会館 3階 第 6会議室 (会場前に案内を出しております)

講師:土井尚存 先生

持ち物:筆記用具 など

 

 

テキストがある場合は会場に用意しておりますので、どうぞお気軽におこしください。

お問合せは「お問合せ」フォームからお問合せいただくか、メールにてお問い合わせください。

1月と8月 休会とさせていただきます。変更がある時はお伝えいたします。

よろしくお願い申し上げます。

お問い合わせは、響流会HP (https://kourukai.org/) のお問い合わせ欄までお願い致します。

響流会

2月「にしのみや聞法会」のご案内

2月「にしのみや聞法会」のご案内

響流会主催「にしのみや聞法会」を毎月1度開催しております。

つきましては下記の開催となっております。お忙しい中だとは思いますが、どうぞご聴聞してください。

日時:2月 22日(土)

時間:午後 15時~午後 16時半 (途中休憩)

場所:西宮市勤労会館 3階 第2会議室 (会場前に案内を出しております)

講師:宮田秀成 先生

持ち物:筆記用具 など

テキストがある場合は会場に用意しておりますので、どうぞお気軽におこしください。

お問合せは「お問合せ」フォームからお問合せいただくか、メールにてお問い合わせください。

1月と8月 休会とさせていただきます。変更がある時はお伝えいたします。

よろしくお願い申し上げます。

お問い合わせは、響流会HP (https://kourukai.org/) のお問い合わせ欄までお願い致します。

響流会

12月「にしのみや聞法会」のご案内

12月「にしのみや聞法会」のご案内

響流会主催「にしのみや聞法会」を毎月1度開催しております。

つきましては下記の開催となっております。お忙しい中だとは思いますが、どうぞご聴聞してください。

 

日時:12月 24日(火)

時間:午後 14時~午後 15時半 (途中休憩)

場所:西宮市勤労会館 3階 第2会議室 (会場前に案内を出しております)

講師:瓜生 崇 先生

持ち物:筆記用具 など

 

テキストがある場合は会場に用意しておりますので、どうぞお気軽におこしください。

お問合せは「お問合せ」フォームからお問合せいただくか、メールにてお問い合わせください。

1月と8月 休会とさせていただきます。変更がある時はお伝えいたします。

よろしくお願い申し上げます。

お問い合わせは、響流会HP (https://kourukai.org/) のお問い合わせ欄までお願い致します。

響流会

11月「にしのみや聞法会」のご案内

11月「にしのみや聞法会」のご案内

響流会主催「にしのみや聞法会」を毎月1度開催しております。

つきましては下記の開催となっております。お忙しい中だとは思いますが、どうぞご聴聞してください。

日時:11月 23日(土)

時間:午後 15時~午後 16時半 (途中休憩)

場所:西宮市立勤労青少年ホーム 3階 会議室A(会場前に案内を出しております)

講師:宮田秀成 先生

持ち物:筆記用具 など

テキストがある場合は会場に用意しておりますので、どうぞお気軽におこしください。

お問合せは「お問合せ」フォームからお問合せいただくか、メールにてお問い合わせください。

1月と8月 休会とさせていただきます。変更がある時はお伝えいたします。

よろしくお願い申し上げます。

お問い合わせは、響流会HP (https://kourukai.org/) のお問い合わせ欄までお願い致します。

響流会

今回(9月28日)は前回に続き親鸞聖人の正像末和讃のお話がありました。

今回(9月28日)は前回に続き親鸞聖人の正像末和讃のお話がありました。

像法のときの智人も
自力の諸教をさしおきて
時機相応の法なれば
念仏門にぞいりたまふ(29)

弥陀の尊号となへつつ
信楽まことにうるひとは
憶念の心つねにして
仏恩報ずるおもひあり(30)

龍樹菩薩、天親菩薩のように自力の修行で高い悟りを開いた方々も自力の教えをさしおいて念仏の教え、他力の教えに入られたと言われています。末法の時代には自力の教えではなく念仏の教えが時機相応である。仏教とは仏の教え、仏になる教えと言われるがいろいろな道がある。自力の教えは陸路を進むようなもので、念仏の教えは水路を進むようなものであり、苦労が違う。末法には水路でなければ行けないと勧められました。

では具体的にどうすれば仏になれるのかを教えられたのが二つ目の御和讃です。仏の眼から観られた人間の姿は、「人生は苦なり」と満足することなく生まれ変わり、死に変わりを際限なく繰り返している。そのような生死から離れさせて浄土に往生させて救いたいというのが阿弥陀仏の本願。阿弥陀仏は浄土で待っているのではなく南無阿弥陀仏となられて私達に届き、称えさせて下さる。南無阿弥陀仏とは阿弥陀仏が「浄土に来なさい」と私を招き、喚び続けて下さる本願召喚の勅命と親鸞聖人は教えておられます。

念仏を称えたら救われるのではなく、真宗では南無阿弥陀仏を称えて南無阿弥陀仏を本願召喚の勅命とそのまま聞き入れることを信心、信楽と言います。「聞いて疑ふ心のなきなり。」と特別に強い心で信じるのではありません。いくら称えても信心がなければ浄土に往生はできない。疑いなくそのまま聞いているのを信心、聞信一如、聞即信と言います。私からあれこれ何も付け加える必要はありません。
憶念の心つねにして、とは信心は途切れることがないという意味です。南無阿弥陀仏は常に働いて下さっているので阿弥陀仏の御恩に報いようとする思いも出てくるということです。

その後質疑応答がありました。

以上

10月「にしのみや聞法会」のご案内

10月「にしのみや聞法会」のご案内

響流会主催「にしのみや聞法会」を毎月1度開催しております。

つきましては下記の開催となっております。お忙しい中だとは思いますが、どうぞご聴聞してください。

日時:10月 11日(金)

時間:午後 14時~午後 15時半 (途中休憩)

場所:西宮市勤労会館 3階 第6会議室 (会場前に案内を出しております)

講師:土井尚存 先生

持ち物:筆記用具 など

テキストがある場合は会場に用意しておりますので、どうぞお気軽におこしください。

お問合せは「お問合せ」フォームからお問合せいただくか、メールにてお問い合わせください。

1月と8月 休会とさせていただきます。変更がある時はお伝えいたします。

よろしくお願い申し上げます。

お問い合わせは、響流会HP (https://kourukai.org/) のお問い合わせ欄までお願い致します。

9月「にしのみや聞法会」のご案内と変更のお知らせ

先月、一部の方や「法話検索」のサイトでは、9月のご案内を「9月6日」とさせていただいておりましたが、諸般の事情により9月6日から9月28日(土)とさせていただくことになりました。急な変更となりますが、どうぞご聴聞くださいますようよろしくお願い申し上げます。

 

9月「にしのみや聞法会」のご案内

日時:9月 28日(土)

時間:午後 15時~午後 16時半 (途中休憩)

場所:西宮市勤労会館 3階 第 2会議室 (会場前に案内を出しております)

講師:宮田秀成 先生

持ち物:筆記用具 など

テキストがある場合は会場に用意しておりますので、どうぞお気軽におこしください。

お問合せは「お問合せ」フォームからお問合せいただくか、メールにてお問い合わせください。

1月と8月 休会とさせていただきます。変更がある時はお伝えいたします。

よろしくお願い申し上げます。

お問い合わせは、響流会HP (https://kourukai.org/) のお問い合わせ欄までお願い致します。

響流会

今回(7月27日)は前回に続き親鸞聖人の正像末和讃のお話がありました。

今回(7月27日)は前回に続き親鸞聖人の正像末和讃のお話がありました。

五十六億七千万
弥勒菩薩はとしをへん
まことの信心うるひとは
このたびさとりをひらくべし(26)

念仏往生の願により
等正覚にいたるひと
すなはち弥勒におなじくて
大般涅槃をさとるべし(27)

親鸞聖人の晩年の和讃です。大乗の菩薩とはすべての人を救おうと仏になろうとしている人のことで、弥勒菩薩は長い間修行をして五十二段ある仏の覚りの五十一段である等正覚まで来ている人です。その弥勒菩薩はあと一段昇って釈尊と同じ仏になるには五十六億七千万年という長い時間がかかります。それに対してまことの信心をうる人はこの命が終わると速やかに仏の覚りを開くのだと教えられています。

まことの信心とは真実信心、他力の信心のことで念仏往生の願、阿弥陀仏の本願(第十八願)を信じることであり、その内容は、本願を信じ念仏するものは必ず浄土に往生させるというものです。阿弥陀仏とは、もとは法蔵菩薩であり、私を仏にするために仏になられた仏様のことです。

最近は自己責任ということがよく言われます。弥勒のような人は自分で覚りを開けるのでよいかもしれませんが、私たちのような凡夫といわれる人間は、そのまま死んでいくしかなく、覚りとは縁がありません。その姿を見て、法蔵菩薩は何とか生死から離れさせてやりたいと作られたのが私たちが往かせて頂く浄土です。そして何か条件をつけると往ける人と往けない人が出るので、性格、能力、年齢、性別は関係なく南無阿弥陀仏と称名念仏するものを生きている間に弥勒と同じ等正覚、必ず仏になれる身にして、命終わると速やかに浄土往生させ、仏の覚りを開かせると誓われたのが念仏往生の願です。

南無阿弥陀仏が私を浄土に往生させるのだと聞いて疑いのないのが信心です。ひとたびそのように聞くと、まことの信心は死ぬまで崩れることがありません。ただそのように聞いてもなかなかわかる私たちではありません。私の称える南無阿弥陀仏は「気持ちがこもっていない」とか「真剣さが足りない」などと考えてしまうのですが阿弥陀仏が浄土を作って、よびかけて下さっているその本願のはたらきが私に届いて、当たって、私の口から出て下さっているのが称名念仏、南無阿弥陀仏です。自分の力で称えているのではなく、既にずっと私にはたらいて下さっていたのだと気づくことが信心です。
そのように気づいた人、聞こえてきた人は命終わるとき速やかに弥勒よりも先に仏の覚りを開くことになります。

以上